シヲリのキヲク

物忘れが激しいので、キロクしておくことにしました。ただそれだけ。

アンネの日記

私は無知です(~_~;)

特に歴史が嫌いで、日本史なんて全然知りません。

前世何かあった?ってくらい大河ドラマとか全然興味がありません。

本や映画も戦争ものとか苦手だし、悲しい話は嫌いなので

ドラマもコメディやハッピーエンドのものが好き。

 

アンネの日記を読みました。

中学生か高校生の時、母にもらったのですが、最初のほうだけ読んで

なんか友達の文句ばっか書いててやだな~と思いそのまま放置していた本。

実家に帰って久々に発見し、仕事が始まるまで時間があるので読んでみることに。

 

オトナになって読んでみると、日記の感情的な部分では

年頃の女の子の素直な気持ちが書かれていて、

なんていうのかな・・・本当に日記だから、物語とかではないから、

ストーリーとしておもしろかって言ったら別に面白いとかではありません。

 

ただ・・・ユダヤ人の迫害や差別について生々しく書いてありました。

日記を書き始めた当初もユダヤ人だからと色々規制のある暮らしをしていましたが、

序盤で隠れ家へ移動します。

2年間もひっそりと身を隠して生活をします。

 

全然次元が違うけど、コロナで自粛生活をしていても窮屈だというのに、

音も立ててはいけない、見つかれば殺される、

そんな心境で2年間。。。

 

最終的に隠れ家は見つかり、全員アウシュビッツ収容所へ連れていかれます。

アンネはその後姉のマルゴーとベルゲン・ベルゼン強制収容所へ移送されます。

そこは不衛生すぎてチフスに感染して死んでしまいます。

もちろん日記なのでその部分はアンネは書けません。

普通の日記で終わっています。

 

恥を忍んで書きます。

アウシュビッツポーランドにあるということを、

この度初めて知りました。

ドイツだと思ってて。。。

強制収容所アウシュビッツ以外に何個もあることも知らなかった。

なんなら高校生の時、シンドラーのリストを観た気がするのですが、

「信じられない・・怖い」という思いが強くて・・・

 

しおりアムステルダム行ったのに、その時は知らなかった。

アンネの隠れ家がアムステルダムにあったなんて。

 

 普通の女の子がこんな目に合うなんて。

日記は普通の女の子の気持ちが書かれているもので。

なんていうか・・・そういうことが現実にあったということが

やっぱり信じられないというか、、、

 

ちょうど読み終わりのころに、沖縄戦の慰霊の日があり、

テレビで戦場で生き延びた方の講話をみました。

やっぱりこっちも信じられない世界が、、、

 

なんかずっとモヤモヤしてて、

どうしてそんなことが起きてしまったの、

どうして普通の人がそんな目に合うの、

戦争は本当に恐ろしい。

なんでこんなことに・・・

 

ここ何日かずっとそう思っていました。

テレビで、沖縄戦の講話を聞いた女子中学生がコメントしていました。

 

「自分は恵まれているんだなと感じました。」

 

なんてしっかりした子なんだろう。

しおりなんていい年して・・ただモヤモヤモヤモヤ

なんかズーンとした気持ちになっていて。

 

今の自分の状況、生きている世界に感謝しよう。

世の中色々なことは起きているけれど、

人が人を殺すようなことは絶対に起きてはいけない。

 

今の時代に生きている自分の幸せに感謝しなきゃだなととても感じました。

いい車に乗りたいとか、あれが欲しいとかこれが欲しいとか、

ゼータク言っててはダメだ。

 

怖いからと言って目を背けているだけではダメだ。

負の遺産だけど、アンネの日記を読んだからにはアウシュビッツへも行くべきか。。

怖いから行きたくないと思っていたけど、

アンネの日記を再び手に取ったのは何かの縁かもしれない。

今度アムステルダムへ行く際には隠れ家へは行きたい。

 

しおりは無知で無力だけど、今からでも遅くない。

 

いろんな国の偉い人はこの本を読むべき。